【小湊鐡道】都会から里山の田園風景へ。房総里山トロッコは夢を運ぶ列車です【チバノサトの人々】

五井駅から上総中野駅へ。

房総の田園地帯を走る小湊鐵道は、20175月に創立100周年を迎えた歴史ある鉄道会社です。

沿線住民の日常の足として活躍するほか、里山の風景をコトコトと走る観光列車「房総里山トロッコ」でも知られています。

そんな房総里山トロッコの電話受付を担当しているのが、里山トロッコ推進室で働く松本鮎美さん。

トロッコ列車と地域の魅力について尋ねてみました。

 

人と話すのが好き! 受付業務でトロッコの魅力を発信

昔から旅が好きで、旅行の専門学校を卒業した後はツアーコンダクターとして働いていたという松本さん。

その後、ショッピングモールのインフォメーションなどの職を経て、4年前に偶然、小湊鐵道の新規募集を目にしたことで小湊鐵道に入社します。

「長く働ける職場、そして自分の個性を活かせる職場を探していたところ、房総里山トロッコの運行が始まることを知りました。以前から人と話すのが好きだったので受付業務を志望しました」

主な業務は、房総里山トロッコについての電話対応や予約管理など。

一見地味で縁の下の力持ち的な印象ですが、お客様の印象を左右する、とっても大事なお仕事なんです。

「お客様からのお問合せに対して、11件丁寧に、そして的確にご案内できるよう心掛けています」

 

お客様の喜びの言葉が最大の励み

ときには厳しいご意見をいただくこともあるという松本さん。

「それでも、電話でお話ししている際に『案内が丁寧』とか、『トロッコ列車が楽しかった』などお褒めの言葉をいただくと、この仕事をやっていてよかったと改めて感じます。以前、イベントに参加した際に、私が予約を取った方から『お電話で対応してくれた方ですね。声でわかりましたよ』と気づいてくださった方がいました。忘れられない嬉しいエピソードです」

こうしたお客様からの喜びの声に、日々励まされているそう。

松本さんの丁寧で親しみやすい人柄によるところも大きいのでしょう。

 

地域全体で気さくなおもてなし。人の温かさが最大の魅力

そんな松本さんに、地元の好きなところを聞いてみました。

「いちばんは人の温かさを感じることが多いところです。列車に乗っていると沿線の方が手を振ってくれたり、駅で初対面のお客様が挨拶を返してくださったり。人と人との距離が都会に比べて、ずっと近くに感じられます」

実際、小湊鐵道で旅すると気さくに話しかけてくれる方が多いことに驚きます。

地域全体でおもてなしする、そんな土地柄なのでしょうか。

また、「好きな場所は?」 との問いには、

「通勤で毎日歩いている、五井駅の市民通路からの景色が大好き。ミニチュアのように見える小湊鐵道の列車に癒されています(笑)」

 

なんと、写真の左側に写っている「五井機関区機関庫および鍛冶小屋」は、国の登録有形文化財なんですよ。

 

アットホーム感がにじみ出る、小湊鐵道の社風とは?

今回インタビューしたのは、小湊鐵道本社の事務所。

昭和の香りがするレトロ感いっぱいの建物で、事務所内にものんびりとした雰囲気が漂っていました。

 

事務所の片隅にはOBの方が作ったという小湊鐵道の模型や風景写真などが飾られています。

「鉄道マニアというわけではないですが、将来もずっとこの会社で列車を眺めながら仕事をしていたいです」

松本さんの言葉には、小湊鐵道への愛があふれています。

 

事務所内でふと目にとまったバッグのことを聞いてみました。

「これは小湊鐵道の主力ディーゼルカーであるキハ200系という車両をモデルにしたオリジナルバッグです。じつは、今ひそかにSNSでざわついているんですよ(笑)」

 

華麗なヨガポーズを取るモデルさんがバッグを手に乗せた画像で一度ざわつき、そのポーズを真似た車掌さんの画像でもう一度ざわついたそう。

車掌さん、懸命に足をあげていますがモデルさんと比べてしまうと…ですね(笑)

松本さん曰く、それもまたこの広告のポイント・遊び心だそうです。

せっかくだから、という無茶振りにも松本さんは気さくに応じてくれました。

 

なるほど、このほんわかした雰囲気が小湊鐵道の魅力なんですね。

このバッグは、小湊鐵道の有人駅の窓口や本社事務所などで購入できます。

お値段は税込1530円。

「ぜひこの機会に入手して、私のように華麗なポーズに挑戦してみてください(笑)」

 

トロッコ列車も人気です

松本さんが携わる房総里山トロッコの運行は、上総牛久駅と養老渓谷駅の間(一部五井駅と養老渓谷駅の間)。

「トロッコに使われる車両は、小湊鐵道で実際に走っていたものを再現したクリーンディーゼルエンジン搭載の機関車と4両の客車の計5両。客車のうち2両は窓を取り去っていて、里山の風を肌で感じることができるんです。夏の夜限定の『涼風ビールトロッコ』も好評です。こちらもお楽しみに」と松本さん。

「都心からも近い里山で、地元の人とふれあう旅。ぜひ一度遊びにきてください!」

 ちなみに、乗車には乗車券以外に整理券が必要です。

問合わせや申込みは下記ウェブサイトまたはお電話にて。

電話すると松本さんが対応してくれるかも?

 

小湊鐵道の基本情報・アクセス

住所:〒290-0054 市原市五井中央東一丁目1番地2(鉄道部運輸課)

TEL:0436-21-6771(鉄道部運輸課)

房総里山トロッコ専用ダイヤル

0436-23-558410:0016:00

※房総里山トロッコは乗車予定日2日前の16時までの受付となります。