千葉市美術館 企画展
【開館30周年記念 江戸の名プロデューサー 蔦屋重三郎と浮世絵のキセキ】
吉原に生まれ、江戸の浮世絵を語るうえで欠かせない存在となった蔦屋重三郎(1750−97)。
蔦屋が版元として活動したのは、安永(1772-81)から寛政(1789-1801)という時代であり、多色摺の錦絵が大きな発展を遂げた時期とほとんど重なっています。なかでも天明から寛政にかけての時期は、のちに「浮世絵の黄金期」といわれ、いっそう奥深く、色彩の繊細な浮世絵が生み出された重要な時代でした。蔦屋もまた黄金期を盛り立てた人物のひとりといえるでしょう。
西村屋与八や鶴屋喜右衛門などといった老舗の版元がひしめくなか、蔦屋は新興の版元として出版界に彗星のごとく現れます。斬新な作品を次々に世に出すことで喜多川歌麿(?−1806)を人気絵師へと育てあげた功績は、まさに偉業といえるでしょう。また東洲斎写楽(生没年不詳)の発掘は、その後の浮世絵の評価を大きく変えることになります。
千葉市美術館の開館30周年を記念する本展では、浮世絵の始祖で房州出身の菱川師宣(?-1694)にはじまり、多色摺の錦絵を創始した鈴木春信(1725?−70)、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎(1760-1849)、渓斎英泉(1791-1848)、歌川広重(1797-1858)にいたるまでの浮世絵の歴史をたどりつつ、蔦屋が生まれた時代から華やかな黄金期の浮世絵への展開、そして “世界のUkiyo-e”へと進化していくさまをご紹介します。千葉市美術館の珠玉の浮世絵コレクションを中心に、美人画や役者絵の名品の数々をどうぞご堪能ください。
詳細は下記URLよりご確認ください。
開催日 | 2025年5月30日(金)~7月21日(月・祝) |
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開催場所 | 千葉市美術館 |
住所 | 千葉市中央区中央3-10-8 |
交通 | 【JR千葉駅東口から】 ・徒歩約15分 ・京成バス(バスのりば7)から大学病院行または南矢作行にて「中央3丁目」または「大和橋」下車徒歩約3分 ・千葉都市モノレール県庁前方面行「葭川(よしかわ)公園駅」下車徒歩5分 ・JR千葉駅へは東京駅地下ホームから総武線快速千葉方面行で約42分 【京成千葉中央駅東口から】 徒歩約10分 【東京方面から車では】 京葉道路・東関東自動車道で宮野木ジャンクションから木更津方面へ、貝塚IC下車、国道51号を千葉市街方面へ約3km、広小路交差点近く 地下に機械式駐車場があります(無料) ※車高155センチを超える車は機械式駐車場をご利用できません。公共交通機関でのご来館をお願いします。 ※機械の不調により、現在機械式駐車場の一部がご利用いただけません。 そのため、通常よりも駐車できる台数が大変少なくなっておりますので、ご来館の際は公共交通機関をご利用くださいますよう、ご協力のほどをお願い申し上げます。(2025.4.26) 【自転車でお越しのお客様へ】 駐輪場をご利用ください。 シェアサイクルスポットがあります。 JR千葉駅東口駅前のステーションより自転車(シェアサイクル)で約6分 ※ステーションの最新情報や利用方法は、「HELLO CYCLING」ホームページでご確認ください。 |
料金 | 一般1,500円(1,200円)、大学生1,000円(800円)、小・中学生、高校生無料※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料 ※( )内は前売券、団体20名以上、および市内在住65歳以上の料金 ※前売券は、ミュージアムショップまたはローソンチケット(Lコード:32706)、セブンイレブン(セブンチケット)、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口にて5月29日まで販売(5月30日以降は当日券販売) |
主催者 | 千葉市美術館 |
お問合せ | 043-221-2311 |
URL | https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/25-5-30-7-21/ |
備考 | ◎本展チケットで7階「日本美術とあゆむ―若冲、蕭白から新版画まで」、5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」もご覧いただけます ◎ナイトミュージアム割引:金・土曜日の18:00以降は観覧料半額 |